<< 一覧に戻る

THINK ABOUT WOMEN 女性について考える

女性のADHD

岡島由佳長井友子岩波明

WHITE Vol.7 No.2, 82-86, 2019

注意欠如・多動性障害(attention-deficit/hyperactivity disorder:ADHD)は不注意や多動性,衝動性によって特徴付けられる精神疾患である.米国精神医学会(American Psychiatric Association)による「精神障害の診断と統計マニュアル第5版」(Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders, Fifth Edition:DSM-5)の診断カテゴリーとしては,「神経発達症群/神経発達障害群」に位置付けられている.つまり生来の脳機能に問題があり,その発達に遅れや偏りがみられ,結果として不注意や多動,衝動性といった行動上の特徴がみられる疾患として考えられている.
ADHDの有病率はDSM-5での報告1)では小児は約5%,成人期では約2.5%程度と言われているが,さらに高い有病率を示すという報告も多い.男女比は小児期では4〜6:1で男児が多いのに対して,成人期では男女差は1.6:1で男女差は少なくなると言われている.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

一覧に戻る