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特集 メスを使わない美容皮膚科はどこまで進歩したか?

2 フェイシャルフィラーの進歩

岩城佳津美

WHITE Vol.7 No.1, 14-20, 2019

近年,顔面の解剖学的加齢変化に関する論文が多く発表され,従来の主たるフィラー注入手法であったシワだけを浅くする注入から,解剖学的な加齢機序に基づいた注入がメインとなり,顔全体の形態改善や,たるみにも対応できるようになった.解剖学的加齢変化を考慮し,その過程を反転させるような注入を行うことにより,外科的手術に匹敵する効果を得ることも可能である.一方,注入だけでは十分な効果が得られにくい場合もあり,適した症例を見極めることが大切である.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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