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特集 女性の痛み

4. 月経痛

江川美保小西郁生

WHITE Vol.4 No.2, 33-39, 2016

月経困難症(dysmenorrhea)とは,月経期間中に月経に随伴して起こる病的状態を言い,下腹痛,腰痛,腹部膨満感,嘔気,頭痛,疲労・脱力感,食欲不振,イライラ,下痢および憂うつの順に多くみられる1).月経困難症の心身の症状の中でも,特に月経痛(menorrhalgia)はQOLやQOWL(quality of working life)に与える影響は大きい.月経困難症は,月経痛が骨盤内の器質的異常に起因する「器質性(続発性)月経困難症」と,器質的異常が認められない「機能性(原発性)月経困難症」とに大別される.現代女性のライフスタイルを背景に月経困難症が「現代病」の1つとなっている所以を含めて,産婦人科医のみならず一般臨床医・プライマリケア医が知っておくべきことを述べる.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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