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WHITE PAPER 女性の健康をめぐる新たな潮流

女性の健康寿命─これまでとこれから─

山岸昌一

WHITE Vol.4 No.1, 58-61, 2016

「はじめに」ライフスタイルの欧米化と未曾有の高齢化社会を迎えたわが国において,高血圧や糖尿病などのいわゆる生活習慣病を抱えた患者数は増加の一途をたどっている.生活習慣病の中でも糖尿病患者の蔓延は世界的な傾向であり,最新の2015年の「糖尿病アトラス第7版2015」(国際糖尿病連合)によれば,世界の糖尿病有病者数は4億1,500万人で成人の11人に1人が糖尿病であり,日本の糖尿病人口は世界ランキング第9位とされている.実に世界の医療費の12%が糖尿病に費やされ,その額は約80兆円にも上っている.糖尿病患者では,動脈硬化症が約15年早く進み,心血管イベントリスクが高まるだけでなく,末期腎不全,透析,中途失明のリスクも上昇する1)-6).加えて,糖尿病では,老化のプロセスが進行し,アルツハイマー病,癌,骨粗鬆症,歯周病などの発症リスクが上がってくることも明らかにされてきた1)-6).

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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