コンサルテーション
足潰瘍・壊疽にて初診した2型糖尿病合併症進行例の経過
掲載誌
DIABETES UPDATE
Vol.6 No.1 32-34,
2017
著者名
渥美 義仁
記事体裁
症例
/
抄録
疾患領域
代謝・内分泌
/
糖尿病
診療科目
糖尿病・代謝・内分泌科
媒体
DIABETES UPDATE
糖尿病足病変には,足趾の変形,胼胝,靴擦れ,足白癬,蜂窩織炎,足潰瘍,足壊疽などが含まれる。その基礎病態は,糖尿病神経障害,末梢動脈疾患などによる血流障害,易感染性の三者が主であるが,視力障害,独居・経済状態など幅広い要素も関与する。臨床では,これらの要素を見極める診察と検査を行い,コンサルテーションする科を決めながら治療を進める。足潰瘍例は,内科では治療困難であるので外科系に委ねることが多いが,多くの科の関わりを中心でまとめ,退院後の生活から再発予防まで担うのが糖尿病専門医の役割である。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。