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[基礎②]ニューロテンシンの高脂肪食誘導性肥満における不可欠な役割

DIABETES UPDATE Vol.6 No.1, 18-19, 2017

ニューロテンシン(NT)は主に小腸の分化した腸管内分泌細胞に局在する13アミノ酸からなるペプチドであり,脂肪摂取によって分泌され,ラット腸管における脂肪酸の吸収および様々な癌の成長を促進する。NTの作用は,既知の3つのNT受容体(NTR1,2,3)によって伝達される。空腹時血漿pro-NT(NTと等モル生成される安定したNT前駆体断片)濃度の上昇は,糖尿病や心血管疾患のリスクおよび死亡率と相関するが,これらの疾患におけるNTの原因因子としての役割は解明されていない。著者らはNT欠損マウスへの高脂肪食(HFD)負荷とNT投与,腸管培養細胞へのNT添加,ショウジョウバエの腸管内分泌細胞特異的なNT強制発現,ヒトの縦断研究などを統合して,NTと脂肪吸収の促進および肥満を直接関連づけ,NTが肥満進展の予後マーカーとなることを実証した。

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抄録