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尿路・性器感染症とSGLT2阻害薬

DIABETES UPDATE Vol.5 No.1, 38-41, 2016

「はじめに」SGLT2阻害薬の投与例で注意すべき副作用として,尿路感染症と性器感染症がある。SGLT2阻害薬投与時に尿路・性器感染症を引き起こす一因として,SGLT2阻害薬によって尿糖排泄が促進され,尿中グルコース濃度が上昇し,グルコースを発酵する細菌や真菌が生育する好適条件が形成されることが考えられる。
「尿路感染症」
「1.尿路感染症の分類」尿路感染症は尿路に生じる感染症の総称で,発症部位から腎盂腎炎,膀胱炎,尿道炎,前立腺炎,精巣上体炎などに分類される。主な感染経路は外尿道口からの微生物侵入で,解剖学的に尿道が短い女性では男性に比べて尿路感染症が生じやすい。したがって,一般的に女性は膀胱炎に罹患する頻度が高い。一方,男性では尿道炎が多いとされている。上行性感染により,膀胱炎や尿道炎から腎盂腎炎に至ると臨床症状が重症化するため,膀胱炎や尿道炎の早期診断および早期の治療開始が重要となる。

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抄録