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誌上ディベート

局所進行膵癌に対して有効な治療法とは

②一次治療は化学療法を選択する立場から

須藤研太郎山口武人

膵・胆道癌FRONTIER Vol.6 No.2, 19-21, 2017

近年,FOLFIRINOX療法やゲムシタビン(GEM)+ナブパクリタキセル(nab-PTX)療法などの有効性の高い治療の登場により,進行膵癌に対する治療は大きな転換期を迎えている。
切除不能局所進行膵癌において,これら新規治療法の位置付けは確立されていないのが現状だが,現在もっとも期待される治療である。
筆者らは全身状態の良好な症例に対しては強力な全身化学療法を導入し,治療に対する反応性や患者の全身状態を踏まえ,化学放射線療法などの局所治療を追加する戦略をとっている。集学的治療により全体の治療成績のみならず,長期生存例の割合を増やしていくことが目標である。純粋に全身化学療法のみで構わないという考えではないが,本稿では一次治療を全身化学療法で開始する立場から,われわれの見解を述べる。

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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