期待される最新研究
「アミノインデックス技術」を用いた膵がん診断
掲載誌
膵・胆道癌FRONTIER
Vol.6 No.1 38-42,
2016
著者名
福武伸康
/
片山和宏
/
菊池信矢
記事体裁
抄録
疾患領域
消化器
/
癌
診療科目
消化器内科
/
腫瘍内科
/
その他
媒体
膵・胆道癌FRONTIER
膵がんの早期診断および予後改善を図るため,簡便で精度の高いスクリーニング方法が必要とされている。近年では複数のがんにおいて血漿中遊離アミノ酸濃度が特徴的な変動を示すことが報告されており,今回我々は多施設にて症例を集積し,膵がん診断における血漿中遊離アミノ酸濃度の有用性について検討を行った。本試験の結果に基づいて,特定の血漿中遊離アミノ酸濃度を用いることで,健常者と膵がん症例を判別するための判別式を構築した。本稿では本試験の成績,今後の展望について概説する。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。