<< 一覧に戻る

座談会(Round Table Discussion)

運動器慢性疼痛の治療の実態と今後の治療体系のあり方

中村雅也牛田享宏小杉志都子西脇祐司

Locomotive Pain Frontier Vol.7 No.1, 5-13, 2018

近年,超高齢社会となったわが国において“健康寿命”が注目されるようになったが,問題は平均寿命と健康寿命との乖離である。長生きをしても病気や不調に苦しむ期間が長くなれば,生活の質(QOL)および日常生活動作(ADL)は大きく損なわれることになる。この健康寿命を短くしている原因の1つに運動器の慢性疼痛があり,今後これをいかに治療・克服していくかが重要なテーマとなる。そこで今回は,運動器慢性疼痛の実態を明らかにし,その問題点と対策を浮き彫りにするために行われた疫学調査(2010~2014年)をたたき台とし,「運動器慢性疼痛の治療の実態と今後の治療体系のあり方」と題して座談会を行った。

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

一覧に戻る