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再発馬尾腫瘍術後の神経障害性疼痛の症例に関する考察

Locomotive Pain Frontier Vol.4 No.2, 36-40, 2015

「はじめに」神経障害性疼痛とは「体性感覚神経系に対する損傷や疾患によって直接的に引き起こされる疼痛」とされる。神経障害性疼痛は分類として,末梢神経の障害による末梢性神経障害性疼痛と脳や脊髄に起因する中枢性神経障害性疼痛がある1-3。今回われわれは,再発馬尾腫瘍術後の神経障害性疼痛の症例について経験したので報告する。
「術後,神経障害性疼痛治療の実際」
1.患者の概況
男性,59歳(初診時)。主訴は両臀部から下肢への疼痛およびしびれ。1997年5月に右臀部から右下肢のしびれ感が出現し近医受診,L1,L3レベルの馬尾腫瘍との診断で(図1),近医で腫瘍摘出術を行ったが亜全摘に留まっていた。病理診断はhemangiopericytotic meningiomaとのことであった。そののち,主訴は消失し経過良好であった(図2)。

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

症例 抄録