「要約」1.背景
握力検査で測定した筋力低下が全死因死亡と心血管死亡の増加に関係するといわれている。握力検査は心疾患のリスク層別化の簡単,迅速,安価な方法として魅力的であるが,握力検査の大規模な異なる集団における予後に対する重要性とその交絡因子は明らかでない。本研究は社会文化的,経済的に異なる国々においても握力検査が独立した予後規定因子であるかを評価することを目的とした。