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心不全患者の自己管理

Self-care behavior in patients with heart failure

Fluid Management Renaissance Vol.6 No.2, 22-28, 2016

「Summary」心不全は,増悪と寛解をくり返す慢性疾患の代表である。増悪による再入院率は高く,疾患の自然経過に加え増悪のくり返しが疾患の進行を早め,予後に影響する。また,心不全に伴う呼吸困難や易疲労感などの症状は日常生活に支障をきたし,QOLを低下させる。心不全の増悪因子には,原因疾患の悪化や合併症の影響といった医学的要因だけでなく塩分・水分制限の不遵守,服薬管理の不遵守といった患者自身の自己管理(セルフケア)に起因する要因が多く存在する。心不全患者の予後を改善し,QOLを維持・向上するためには,患者自身による適切なセルフケアの実践が重要である。患者自身のセルフケアによる疾病管理の実践には,患者や家族などの介護者への教育支援が不可欠である。患者の今までの生活や今後の希望,セルフケアの障壁になるものを評価し,多職種協働によって患者個々のセルフケア実践を支援していくことが求められている。
「Keywords」再入院予防,セルフケア支援,セルフケアモデル,セルフモニタリング,包括的疾病管理

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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抄録