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前負荷と心機能指標

Preload and parameters for cardiac function

Fluid Management Renaissance Vol.6 No.1, 30-35, 2016

「Summary」前負荷は静脈還流量,つまり心臓に戻ってくる血液量を表し,前負荷が増大すれば1回拍出量が増加,一方前負荷が足りないと1回拍出量が低下する(Frank-Starling機序)。このような血行動態やその変化は,左室圧-容積曲線(P-V loop)を用いると理解しやすい。理論的には左室拡張末期容積が前負荷の指標となるが,心不全の診断や治療効果の判定には左室拡張末期圧がよく用いられる。心エコー・ドプラ法により,左室拡張末期圧の情報を非侵襲的に得ることができる。また,下肢陽圧負荷心エコー検査を用いることで前負荷増大時に左室拡張末期圧が著明に上昇するかどうかを判定することができ,左室コンプライアンスの評価に有用である。このような評価は,心不全の早期診断や治療介入の効果判定に役立つと思われる。
「Keywords」前負荷,Frank-Starling機序,心エコー・ドプラ法,左室拡張末期圧,下肢陽圧負荷

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抄録