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Selected Papers(腎臓領域)

透析導入前の糖尿病性腎症において低Mg血症とFGF-23は僧帽弁石灰化および頸動脈内膜中膜複合体厚肥厚の予測因子である

Low Magnesium Levels and FGF-23 Dysregulation Predict Mitral Valve Calcification as well as Intima Media Thickness in Predialysis Diabetic Patients. Silva AP, Gundlach K, Büchel J, et al. Int J Endocrinol 2015 : 308190, 2015

村上円人

Fluid Management Renaissance Vol.5 No.4, 72-73, 2015

「要約」
1.背景
慢性腎臓病(CKD)は心血管病の危険因子であり,心血管病はCKDの50%以上の死亡原因である。その危険因子として,CKD特有の骨ミネラル代謝異常に関わる低Mg血症とFGF-23が最近注目されている。低Mg血症は,軽症~中等症のCKDや高血圧患者で死亡率の増加や頸動脈内膜中膜複合体厚(IMT)肥厚に関わることが報告されている。
2.方法
150人の軽症~中等症のCKD(15<eGFR≦89mL/分/1.73m2,平均49.7mL/分/1.73m2)の2型糖尿病患者を対象とした前向き観察研究である。血清Ca,P,Mg,副甲状腺ホルモン(PTH),1,25(OH)2D3,インターロイキン(IL)-6,FGF-23濃度を測定。頸動脈エコーにてIMTを測定し,心エコーにて僧帽弁石灰化をWilkinsスコアで評価した。そして僧帽弁石灰化とIMT肥厚と測定項目の関係を多変量解析するとともに,予測因子のカットオフ値を検討した。

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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