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New Arrival & Comment 新着論文解説
要訳と解説(2)癌の低酸素性セクレトームは,リシルオキシダーゼにより,前転移骨病変を誘導する
Cox TR, Rumney RM, Schoof EM, et al. The hypoxic cancer secretome induces pre-metastatic bone lesions through lysyl oxidase. Nature. 2015 ; 522 : 106-10.

掲載誌
O.li.v.e.―骨代謝と生活習慣病の連関― Vol.6 No.3 29-32, 2016
著者名
服部 浩一
記事体裁
抄録
疾患領域
癌 / 骨・関節
診療科目
腫瘍内科 / 整形外科
媒体
O.li.v.e.―骨代謝と生活習慣病の連関―

「概要」癌種に応じて,organ tropism-臓器特異性あるいは指向性の強いものが存在することは,経験的に広く知られている.しかしながら,癌転移の臓器特異性を制御する因子についてはいまだ不明な点が多い.今回,コペンハーゲン大学のCoxらは一部の乳癌の骨転移が,低酸素状態の癌細胞が産生するリシルオキシダーゼ(lysyl oxidase;LOX)という酵素によって促進されることを,臨床検体と動物実験の両者で明らかにした.まず,臨床検体の低酸素性セクレトームの包括的な定量解析により,エストロゲン受容体陰性の乳癌の骨再発群で,LOXの活性と癌の骨指向性との相関,そしてLOX活性自体が他群と比較して有意に高いことが判明した.次にマウスを使用した動物モデルの作製を通じ,低酸素状態にある乳癌細胞が分泌するLOXは,RANK ligand 非依存性にNFATc1を誘導し,骨吸収にかかわる破骨細胞の分化・増殖と,骨組織に溶骨性変化による損傷を惹起することがわかった.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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