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座談会(Round Table Discussion)

『O.li.v.e.』創刊5周年記念座談会

太田博明稲葉雅章倉林正彦杉本利嗣田中栄山岸昌一

O.li.v.e.―骨代謝と生活習慣病の連関― Vol.6 No.3, 6-14, 2016

「骨リモデリングの制御に重要な働きをしている骨細胞」
太田:骨代謝と生活習慣病の連関を,多面的な視点から捉えることをコンセプトとした『O.li.v.e.(Osteo Lipid Vascular & Endocrinology)』は,この8月号で創刊5周年を迎えることができました.本誌第1回目の編集会議が東日本大震災の5日前だったことを考えますと,改めて時間の経過を感じさせられます.そして,この5年間はわが国の骨代謝や骨粗鬆症領域の研究に,目覚ましい進歩があった印象深い時期でもありました.カルシウムは99%が骨と歯に存在し,残りの1%が血液中や筋肉などの細胞にカルシウムイオンとして存在していることも,ここ数年で明らかにされてきました.また,この1%のカルシウムイオンは,体のあらゆる細胞の機能を調節している生命維持に欠かせない重要なイオンであり,この生命維持に必須のイオンを貯蔵しているのが骨組織であるということが認識されるようになりました.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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