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なでしこフォーラム WOMEN'S HEALTH 女性のミカタPROJECT:「平均寿命=健康寿命」を目指して

第4回なでしこフォーラム 講演会記録集―かかりつけ医での「女性のミカタ」プロジェクト実践編―

編集部

O.li.v.e.―骨代謝と生活習慣病の連関― Vol.5 No.4, 52, 2015

世界保健機関(WHO)の統計によれば,日本人女性の平均寿命は86.61歳と世界一を誇っている.ただ,日常的に介護を不要とし,自立した健康な生活ができる「健康寿命」は74.21歳であり,平均寿命との差は12.40年にも及ぶ.わが国は世界に類をみない速さで超高齢社会を形成した.しかし,長寿により恩恵のみを享受するわけではなく,要介護状態,生活の質(QOL)低下という状況に陥る場合が多い.そのため,とくに女性のQOLの維持・向上を目的とした健康寿命の延伸は,社会的な重要課題として注目されている.こうした背景を踏まえ,2012年からファイザー社により「女性のミカタプロジェクト」が立ち上げられた.その活動の一環として,毎年1回,女性の健康寿命延伸と患者満足度の向上をめざす医師が参集する「なでしこフォーラム」を開催している.第4回目となる2015年の「なでしこフォーラム」では,多くの閉経後女性のQOLを阻害しながら,潜在化しやすい疾患である「骨粗鬆症」と「過活動膀胱(OAB)」について,かかりつけ医が診断・治療を行う際のポイントが概説されるとともに,潜在患者にアプローチするためのツールとなる「女性のミカタ」チェックシート(図1)を活用した取り組みの意義や,成功のためのコツなどが紹介された.ここでは,第4回「なでしこフォーラム」における8演題と総合討論の内容を,ダイジェスト版として報告する.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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