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Appeal to eye

骨の4Dイメージング 第1回 骨の4Dイメージング

菊田順一石井優

O.li.v.e.―骨代謝と生活習慣病の連関― Vol.5 No.2, 64-67, 2015

ライブイメージング技術は,生きた細胞の位置情報(x,y,z:3D)のみならず,時間軸(t)を含めた4D情報が得られる画期的な方法論である.この技術を用いて,われわれは最近,生体骨組織内における破骨細胞の骨吸収動態を可視化することに成功し,破骨細胞には骨吸収期と休止期があることを明らかにした.
「はじめに」「百聞は一見に如かず(Seeing is believing)」というように,「見る」ことはヒトの五感のなかでも特別な存在感を示しており,視覚に訴える「イメージング」研究の成果には強い説得力がある.石灰質に囲まれた骨組織は,生体で最も「硬い」組織であるため,従来,生きたままでの観察がきわめて困難であると考えられていたが,われわれは,組織深部の観察が可能な「二光子励起顕微鏡」を駆使して,マウスを生かしたままで骨組織内の細胞の生きた動きをリアルタイムで観察するイメージング方法を確立した.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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