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Case study 症例から学ぶ

メタボと骨粗鬆症

白木正孝

O.li.v.e.―骨代謝と生活習慣病の連関― Vol.4 No.4, 42-45, 2014

「症例」
症例:60歳代,女性
既往歴:57歳;転倒し第一腰椎骨折.
家族歴:特記すべきことなし.
現病歴:検診にて,肥満,高血圧症,高脂肪血症,糖尿病を指摘され来院.
現症:体重 74kg,身長 150cm,BMI 32.9kg/m2,腹囲 111cm,血圧 162/99mmHg
検査所見:表1
経過:高血圧症はカルシウム拮抗薬とアンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬でコントロール,糖尿病と高中性脂肪血症は食事療法でコントロールした.HbA1cは一貫して6.5~6.0%程度,TGは脂肪と炭水化物制限で130mg/dL程度にコントロールされていた.初診時より第一腰椎にgrade 2の骨折変形を認めたため,アレンドロネート治療が開始(2004年10月)されたが,1年後第十二胸椎,5年後第二腰椎の新規椎体骨折を生じた.また,2012年8月には転倒して右腓骨骨折も生じた.2度にわたる椎体骨折はいずれも疼痛を伴った臨床骨折であった.次第にADLが低下し,現在では通院が不可能(通院援助をしてくれる家族がいないため)となっている.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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