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特別寄稿

椎体骨折のない骨粗鬆症の腰背痛―沈黙の疾患,実はつぶやいている?―

佐藤光三

O.li.v.e.―骨代謝と生活習慣病の連関― Vol.4 No.4, 4-5, 2014

骨粗鬆症はsilent disease,「沈黙の疾患」と称され1)2),合併症としての骨折が発生して初めて痛みなどの明らかな症状が現れるため,高血圧症とその合併症との関係にたとえられてきた.筆者の認識も例外ではなかった.1941年,Albrightはpostmenopausal osteoporosisの存在を初めて報告した論文に,脊椎に最も早期に“fractured or crushed vertebrae, so-called fish vertebrae and herniation of the nucleus pulposus through the end plates of the vertebrae, or schmorlsche knoetchen”(椎体骨折あるいは椎体圧潰,いわゆる魚椎変形,そして椎体終板を貫通した髄核ヘルニアまたはSchmorl結節)が認められるとし,それぞれのX線写真を示している(図1)3).

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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