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O.li.v.e. PLUS

研究会レポート 第5回抗加齢ウィメンズヘルス研究会―Living with Aging― 講演1 地域・社会における骨粗鬆症―骨粗鬆症リエゾンサービスとFRAX(R)の活用


掲載誌
O.li.v.e.―骨代謝と生活習慣病の連関― Vol.3 No.1 48-50, 2013
著者名
細井孝之 / 中藤真一
記事体裁
抄録
疾患領域
その他
診療科目
その他
媒体
O.li.v.e.―骨代謝と生活習慣病の連関―

「骨粗鬆症診療と転倒・骨折の現状と問題点」介護保険制度が始まった2000年当時と比較して, 現在の要介護認定者数は約2.5倍に増えており, 要介護の原因の第5位である「転倒・骨折」も年々増加しつつある. なかでも, とくに寝たきりを引き起こすとされる大腿骨近位部骨折は, おもに転倒により発生するが, その基礎にあるのは骨粗鬆症である. したがって, 骨粗鬆症患者が減少すれば大腿骨近位部骨折も減少すると考えられるが, わが国における骨粗鬆症診療には, 治療率の低さと治療継続率の低さという2つの問題がある. 現在1,280万人の患者がいると推定される骨粗鬆症については, そのうち200万人程度しか治療を受けておらず, 骨折を起こした患者でも骨粗鬆症の治療を行っているのは20%程度といわれている. また, 治療を開始して1年で45.2%が処方どおりの服薬ができておらず, 5年以内に52.1%が脱落して治療を継続できていないというデータがある.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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