「症例」
症例:50歳代半ば, 女性.
主訴:なし.
既往歴:脆弱性骨折や尿路結石の既往なし.
家族歴:副甲状腺疾患なし.
現病歴:高血圧で近医通院中に, 採血で高カルシウム(Ca)血症を指摘. Alb4.2g/dL, Ca11.8mg/dL, iP1.9mg/dL, intactPTH346pg/mLであり, 原発性副甲状腺機能亢進症が疑われ, 当科紹介受診.
入院時所見:24時間塩酸蓄尿でのFECa(Cca/Ccr)1.2%. クレアチニン・クリアランス(Ccr)80mL/分.
局在診断(図1):副甲状腺エコーでは, 甲状腺左葉下極の下方に径19mmの低エコー結節を認めた. 99mTc-MIBIシンチグラフィーでは同部位に一致して異常集積を認めた.
合併症評価(図2):腰椎骨密度は若年成人平均値(young adult mean; YAM)の72%, Tスコア-2.5SD. 橈骨遠位端1/3の骨密度(左利きのため右腕で測定)はYAMの63%, Tスコア-4.5SD. 腹部エコーでは尿路結石なし.
症例:50歳代半ば, 女性.
主訴:なし.
既往歴:脆弱性骨折や尿路結石の既往なし.
家族歴:副甲状腺疾患なし.
現病歴:高血圧で近医通院中に, 採血で高カルシウム(Ca)血症を指摘. Alb4.2g/dL, Ca11.8mg/dL, iP1.9mg/dL, intactPTH346pg/mLであり, 原発性副甲状腺機能亢進症が疑われ, 当科紹介受診.
入院時所見:24時間塩酸蓄尿でのFECa(Cca/Ccr)1.2%. クレアチニン・クリアランス(Ccr)80mL/分.
局在診断(図1):副甲状腺エコーでは, 甲状腺左葉下極の下方に径19mmの低エコー結節を認めた. 99mTc-MIBIシンチグラフィーでは同部位に一致して異常集積を認めた.
合併症評価(図2):腰椎骨密度は若年成人平均値(young adult mean; YAM)の72%, Tスコア-2.5SD. 橈骨遠位端1/3の骨密度(左利きのため右腕で測定)はYAMの63%, Tスコア-4.5SD. 腹部エコーでは尿路結石なし.

