フレイル,サルコペニアとも当初は高齢者をターゲットとした病態であった。ただ,サルコペニアに関しては加齢以外に特別な要因のない原発性以外に廃用,炎症,低栄養などの明らかな要因がある二次性サルコペニアも注目されるに至っている。またフレイルは最近,種々の生活習慣病との関係,さらにはHIVをはじめとする炎症性疾患との関連が報告されて大変注目されている。
「KEY WORDS」フレイル,サルコペニア,HIV感染,炎症