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PHOTO QUIZ

抗HIV薬で良好にコントロールされているHIV患者が意識消失を主訴に受診し,精査目的の頭部CT・MRIで頭蓋内病変を指摘された。診断は何か?

坪井基行

HIV感染症とAIDSの治療 Vol.7 No.2, 42-45, 2016

【症例】
HIV加療中の21歳,男性同性愛者の症例。
主訴:意識消失
現病歴:受診1週間前より後頭部から頸部にかけての不快感と眼の疲労感が出現し,その後持続していた。受診当日,入浴後の約2時間の意識消失を主訴に当院を受診した。HIVに関しては,今回受診の15ヵ月前に診断されており,14週前から抗HIV療法(antiretroviral therapy;ART)が導入され,コントロールは良好であった。
既往歴:18歳時に甲状腺機能亢進症と診断され内服歴があるも,受診時は内服なくコントロール良好であった。
内服薬:テノホビル ジソプロキシルフマル酸塩/エムトリシタビン,ドルテグラビル
検査所見:<血算・生化学> WBC 9,470/μL(CD4細胞数 565 cells/μL),Hb 15.2g/dL,Plt 22.5万/μL,AST 21U/L,ALT 15U/L,LDH 188U/L,γGTP 12U/L,CK 471U/L,BUN 12.4mg/dL,Cr 0.89mg/dL,Na 141mEq/L,K4.3mEq/L,Cl 104mEq/L,CRP 0.16mg/dL
<内分泌> TSH 1.13μU/m,Free T3 3.31pg/mL,Free T4 1.5ng/dL

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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