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座談会(Round Table Discussion)

抗HIV薬開発の到達点と残された課題,そして展望

満屋裕明藤原民雄馬場昌範

HIV感染症とAIDSの治療 Vol.7 No.1, 10-16, 2016

満屋:本日は,抗HIV薬において新しいタイプの薬剤であるドルテグラビル(DTG)開発までの経緯,HIV遺伝子発現を標的とした新規分子の同定,in silicoでの創薬やアカデミズム創薬の現状,さらに上市予定の薬剤について,この分野でご活躍のお2人の先生にご討議いただきたいと思います。
「ドルテグラビル(DTG)の開発」
満屋:すでにHIV感染症/AIDSに対する治療薬は1日1回1錠による投与が行われ,治療法はほぼ完成したと言っても過言ではない状況にあるように存じます。結核と同様,HIV感染症/AIDSも死の病ではなくなりました。しかし,副作用と耐性発現といった複数の問題が残されており,現在の治療法は決して終着点ではなく,われわれの努力がまだまだ必要とされているということに間違いないと思います。

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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