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誌上ディベート

一次性雷鳴頭痛は存在するか 一次性雷鳴頭痛は存在しない(RCVSである)

橋本洋一郎

Headache Clinical & Science Vol.6 No.2, 20-23, 2015

「サマリー」雷鳴頭痛(thunderclap headache)は,最初に考えられた未破裂動脈瘤との関連は低く,臨床的緊急事態としてくも膜下出血,脳静脈血栓症や動脈解離などの器質性疾患の検索がまず必要である.器質性疾患が見つからない場合,特に繰り返すときには一次性雷鳴頭痛とは診断せず,可逆性脳血管攣縮症候群(reversible cerebral vasoconstriction syndrome:RCVS)疑いとし,血管評価を継続的に行って,血管攣縮が起こっていないか慎重に経過を診なければならない.RCVSへの認知度向上でRCVSと診断できる雷鳴頭痛が増えている.雷鳴頭痛はすべて二次性頭痛と考えるべきである.

※本企画はテーマに対して,あえて一方の見地に立った場合の議論であり,必ずしも論者自身の確定した意見ではありません.

総論/鈴木則宏
一次性雷鳴頭痛は存在する/下田雅美
・一次性雷鳴頭痛は存在しない(RCVSである)/橋本洋一郎
総括/鈴木則宏

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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