<< 一覧に戻る

Message from Frontier

NICUにおける心エコー検査に基づく循環管理

豊島勝昭

Fetal & Neonatal Medicine Vol.10 No.2, 18-22, 2018

神奈川県立こども医療センターは,1970年の開院以来,医療と福祉と教育を一体的に提供する小児総合医療機関として運営されている。そのため同センターは,総合医療部門,内科系・外科系専門医療部門,こころの医療部門,周産期医療部門などからなる医療局のほか,肢体不自由児施設や重症心身障害児施設の障害児入所施設局を有するとともに,神奈川県立横浜南養護学校本校が併設されており,病気や障害と共に生きる子どもとその家族を長きにわたり医療面と並行して福祉面や教育面からも支援している。
新生児科では,早産児や低出生体重児,先天性心疾患児などの救命にとどまらず,脳合併症などによる後遺症をできる限り少なくする“集中治療”を行うことと,早産や生まれつきの病気を抱えた子どもが加わる家族全体をサポートする“ファミリーセンタードケア”を目指してきた。早産や生まれつきの病気であっても,子どもとご家族が新生児集中治療室(NICU)退院の先の地域のなかで生きづらさを感じず,共に生きていってもらうことを願って,NICUで医療・ケアを実践している。
そこで本稿では,その実際と今後の展望について,同センターの新生児科部長である豊島先生から,後遺症少なき救命を目指した新生児循環管理とNICUに入院する赤ちゃんを含めた家族全体を支えるファミリーセンタードケアの取り組みなどを語っていただいた。

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

一覧に戻る