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小児心臓移植
小児の心臓移植適応と管理
Fetal & Neonatal Medicine Vol.10 No.1, 31-36, 2018
小児の心臓移植は,単に体格が小さいというだけでなく,移植適応検討から移植後管理に至るまで小児の特殊性があり,心臓移植一般の知識に加えて小児固有の問題にも配慮する必要がある。小児は成人より心不全の病期の進行が早い場合があり,成人で必須とされている検査(運動耐容能検査,呼吸機能検査,心筋生検など)が実施しにくいこと,β遮断薬,アンジオテンシン変換酵素(angiotensin converting enzyme;ACE)阻害薬の効果についてもいまだ議論のあること,小児特有の疾患があること(先天性心疾患,川崎病など),小児には身体的・精神的成長過程があること,などに配慮が必要である。
「KEY WORDS」心臓移植,心臓移植の適応,重症心不全,補助人工心臓,予後
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。