<< 一覧に戻る

HCC Best Practice

山口大学大学院医学系研究科消化器・腫瘍外科学教室における肝細胞癌治療の取り組み

腹腔鏡手術を第一選択とした肝切除術を主に,肝移植や癌ペプチドワクチン療法なども選択肢として整備し,生存率の向上をめざす

永野浩昭

The Liver Cancer Journal Vol.10 No.1, 56-59, 2018

山口大学大学院医学系研究科消化器・腫瘍外科学教室の歴史は,1951年7月,同大学外科学講座が第一講座と第二講座の二講座制になった際に開講した外科学第二講座(旧)に始まる。これまでに岡村 正教授,徳岡俊次教授,石上浩一教授,鈴木 敞教授,岡 正朗教授(現山口大学学長)ら5人の教授が同教室の発展に貢献するとともに,山口における消化器外科,乳腺・内分泌外科の中核病院として地域の医療を担ってきた。
開講65年目を迎えた2015年3月,永野浩昭先生が第6代教授に就任。以来,これまでの教室の歴史と伝統に新たな独自性を加えて,患者のためにある“医療”,研究者とともに歩む“医学”,若い医師の未来と可能性を十二分に発展させる“教育”の三本柱で教室のさらなる飛躍をめざしている。その治療の実際と今後の展望について,永野先生からお話を伺った。

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

一覧に戻る