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日本肝がん分子標的治療研究会

第5回優秀演題論文集 Session9 ソラフェニブにより延命が得られている肝細胞癌骨転移の症例

福田邦明石毛和紀安部井誠人正田純一兵頭一之介

The Liver Cancer Journal Vol.4 No.2, 78-79, 2012

「はじめに」わが国では, 遠隔転移を有する高度進行肝癌症例であっても, 予後を改善する可能性があれば, 肝内病変や骨転移, リンパ節転移などに対し, TACEや放射線治療などを行っている施設も多い. SHARP studyは1), ソラフェニブ単独の治療成績として肝癌に対する有効性を証明したが, ソラフェニブの登場は, 高度進行肝癌患者の予後やQOLを改善するための集学的治療においても重要な意味をもつと考えられる. 今回, ソラフェニブの投与を継続しながら, 他治療を加えることで延命を得られている高度進行肝癌の症例を経験したので報告する.
「症例」現病歴:65歳男性. 2002年にC型肝炎を指摘され近医通院していたが, 2005年6月に肝細胞癌を指摘され, S2 35mmに対し肝切除, S4 13mmに対しRFAが施行された. その後, 肝内再発に対し2007年5月までに3回のTACEが施行された.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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