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日本肝がん分子標的治療研究会

第2回優秀演題論文集 Session4 肝癌肝移植後再発症例の検討:分子標的薬の意義と問題点

海道利実森章小倉靖弘秦浩一郎吉澤淳飯田拓八木真太郎岩永康裕上本伸二

The Liver Cancer Journal Vol.2 No.4, 68-69, 2010

「目的」肝癌に対する肝移植は, 肝内癌病巣の摘出のみならず, 多中心性発癌の母地となる背景肝も置換できるため, 腫瘍学的には非常に魅力的な治療法である. しかし, 一旦再発すると予後不良である. そこでわれわれは, 腫瘍の悪性度を考慮した適応基準内であれば, 低い再発率で長期生存が得られることを明らかにし1), 2007年より腫瘍の悪性度を考慮した肝癌肝移植適応(Kyoto基準:5cm以下かつ10個以下かつPIVKA-II 400mAU/mL以下)により肝移植を行っている. 本発表では, 当科肝癌肝移植後再発症例を検討し, さらに肝移植前後に分子標的薬を使用した2症例を紹介し, 分子標的薬の意義と問題点を考察した. 「方法」対象は, 1999年2月~2009年3月までに当科にて肝細胞癌に対し生体肝移植を施行した164症例(incidental症例を除く). 移植適応は, ほかの根治的治療法が不可能で明らかな血管浸潤や遠隔転移がなければ, 2006年までは腫瘍径や個数に制限を設けず, 2007年以降はKyoto基準を適用した.

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