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目で見る肝癌

Gd-EOB-DTPA造影MRIによる肝癌の画像診断

佐野勝廣市川智章荒木力

The Liver Cancer Journal Vol.2 No.4, 5-10, 2010

「キーワード」「(1)Gd-EOB-DTPA」肝特異性MRI用造影剤で, 一般名はガドキセト酸ナトリウムである. 従来のMRI用造影剤であるガドペンテト酸(Gd-DTPA)にエトキシベンジル基(EOB)が導入されたことにより, 約50%が肝細胞へ取り込まれ, 胆汁中に排泄される. これにより従来の血流診断に加えて, 肝細胞の有無や機能などが評価可能になった. 「(2)肝細胞相」ガドキセト酸ナトリウム(Gd-EOB-DTPA)は造影後に徐々に肝細胞へ取り込まれ, T1強調像での信号強度が増強していく. ガドキセト酸ナトリウムにより, 肝細胞の信号強度が十分に増強された時点で撮像した相を肝細胞相と呼ぶ. 造影後20分での撮像が一般的である. 「(3)早期肝細胞癌」International Consensus Group for Hepatocellular Neoplasia(ICGHN)による早期肝細胞癌の国際病理診断基準が2009年初頭にHepatologyに報告された1). そこでは, 従来の早期肝細胞癌の病理所見に加えて, “間質浸潤”の項目が追加された.
「KEY WORDS」Gd-EOB-DTPA,肝細胞相,早期肝細胞癌

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