ホジキンリンパ腫におけるHodgkin/Reed- Sternberg細胞の発生
 ホジキンリンパ腫は古典的ホジキンリンパ腫(さらに4型に下位分類される)と結節性リンパ球優位型ホジキンリンパ腫(NLPHL)に大別される。リンパ節の反応性リンパ球を背景として,前者では単核で比較的小さな核小体をもつ巨細胞であるHodgkin細胞,あるいは2つ以上の多核で大きな核小体をもつ巨細胞であるReed-Sternberg細胞(H-RS細胞),後者ではlymphocytic and histiocytic細胞(L&H細胞)が出現することを病理形態学的特徴とする。