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メタボロームはパーキンソン病のバイオマーカ-として有用か?

「Yes」の立場から

Frontiers in Parkinson Disease Vol.10 No.1, 20-23, 2017

生体サンプル(血液,尿,脳脊髄液,組織など)を用いた代謝産物網羅的解析は,測定・解析技術の長足の進歩により,多サンプル・多測定項目の同時解析が可能になっており,その他のオミクス解析(ゲノミクス・プロテオミクス・イメージングデータ)などを組み合わせたトランスオミクス解析が現実的に可能な状況になっている。図1に示すように,代謝産物解析は疾患状態にある細胞の機能異常を特定できると考えられるため,疾患特異的な変化を同定できれば逆行的に疾患分子病態(ゲノムDNA,RNA,蛋白質)を解明できる可能性があることから,疾患克服への足がかりとしてその発展が強く期待されている。
本稿では,まずメタボローム解析研究の解釈に重要なポイントを列挙し,次に近年のパーキンソン病(PD)における網羅的代謝産物バイオマーカー研究を俯瞰・総括し,PDメタボロームバイオマーカーの今後について肯定的に議論する。

本企画は問題点をよりクローズアップすることを目的としており,このテーマに対して,あえて一方の見地に立った場合の議論であって,必ずしも論者自身の確定した意見ではありません。

・「Yes」の立場から/斉木臣二
「No」の立場から/徳田隆彦

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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抄録