パーキンソン病診断のコツとPitfall
パーキンソン病とピロリ菌
掲載誌
Frontiers in Parkinson Disease
Vol.7 No.4 30-32,
2014
著者名
山中義崇
/
朝比奈正人
記事体裁
抄録
疾患領域
神経疾患
診療科目
神経内科
媒体
Frontiers in Parkinson Disease
ヘリコバクター・ピロリ菌(ピロリ菌;Helicobacter pylori)は,1983年に発見された胃に生息するらせん菌である1)。本来,胃の内部は胃酸による強酸性環境であることから,生物が定着できる環境ではないが,ピロリ菌は胃粘液中の尿素をアンモニアと窒素に分解するウレアーゼという酵素を産生し,そのアンモニアにより胃酸を中和することで胃に定着することを可能にしている。ピロリ菌は胃潰瘍,十二指腸潰瘍,慢性胃炎,MALT(粘膜関連リンパ組織型)リンパ腫などさまざまな疾患の危険因子になるとされ,特に胃癌のほとんどはピロリ菌の感染を背景とすると考えられている2)。2013年に行われた保険改訂で,胃潰瘍,十二指腸潰瘍等に限定されていたピロリ菌除菌療法の適応に,内視鏡検査による胃炎の確定診断が条件となるが,ピロリ感染胃炎が追加された3)。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

