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Skill Up―画像診断のより上手な使い方―

パーキンソン病における排尿障害の画像所見

榊原隆次舘野冬樹内山智之山本達也岸雅彦露崎洋平

Frontiers in Parkinson Disease Vol.6 No.1, 30-34, 2013

「はじめに」パーキンソン病(PD)は, 筋固縮・動作緩慢・振戦・姿勢反射障害などの運動障害を呈する疾患であるが, 近年PDの非運動性徴候が注目されている1). 非運動性徴候として認知機能障害・精神症状・自律神経障害・睡眠障害が挙げられる. 自律神経障害の中には, 便秘・起立性低血圧・発汗障害・排尿障害・性機能障害などがあるが1), 特に排尿障害はPD患者に多く認められ, 生活の質(QOL)の低下の大きな原因となっている. PDにおける排尿障害の画像所見の中で, 最も重要なものは, ウロダイナミクスでの排尿筋過活動と, 超音波残尿測定である.
「PDの排尿障害の特徴」コントロールスタディによると, PD患者(大多数が治療中)での排尿障害は27~64%にみられ, 健常対照群より有意に多くみられた2)-4). このうち夜間頻尿が60%以上と最も多く, 続いて尿意切迫感が33~54%, 昼間頻尿が16~36%にみられた.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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