日常診療に役立つトピックス
若年乳癌患者の妊孕性に関する支援
掲載誌
CANCER BOARD乳癌
Vol.7 No.1 72-75,
2014
著者名
清水 千佳子
記事体裁
抄録
疾患領域
代謝・内分泌
/
癌
診療科目
一般外科
/
産婦人科
/
腫瘍内科
媒体
CANCER BOARD乳癌
「若年乳癌と妊孕性に関する支援」日本乳癌学会のデータベースの集計によると,2004年から2009年に登録された乳癌患者(n=109,617)のうち35歳未満の若年乳癌患者は2.7%,40歳未満では7.6%であり,乳癌患者全体に占める割合は少ない1)。若年乳癌がひとつの研究領域として認識されるようになったのはごく最近で,2012年にダブリンで若年乳癌をテーマにした初めての国際学会「Breast Cancer in Young Women」が開催された。それに先立ってEuropean Society of Breast Cancer Specialistsは若年乳癌患者のマネジメントに関するガイドラインを発表している2)。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。