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症例検討会

術前薬物療法の効果判定 第3回

五味直哉伊藤良則笹野公伸深水康吉

CANCER BOARD 乳癌 Vol.5 No.2, 5-21, 2012

症例
40歳代。

現病歴:左乳房に腫瘤を自覚して前医を受診し,マンモグラフィと超音波で左乳房に乳癌および腋窩リンパ節転移が疑われた。
精査・加療目的でがん研有明病院に紹介。

家族歴:母方の祖母に乳癌あり。

 

司会
五味直哉 がん研究会有明病院画像診断部医長<症例提供>

出席(五十音順)
伊藤良則 がん研究会有明病院・乳腺センター・乳腺内科部長

笹野公伸 東北大学大学院医学系研究科病理診断学分野教授,東北大学附属病院病理部部長

深水康吉 がん研究会有明病院・乳腺センター・乳腺外科(現:博愛会病院乳腺外科副部長)

1 診断から治療方針の決定まで

1.初診,鑑別診断

五味(司会) 今回の症例検討会では,特殊型である粘液癌に対して術前化学療法を行った症例を取り上げます。出席者は外科(主治医)の立場から深水康吉先生(現:博愛会病院,前:がん研有明病院),腫瘍内科の立場から伊藤良則先生(がん研有明病院),病理の立場から笹野公伸先生(東北大学),放射線科および司会として私,五味(がん研有明病院)が参加し,1つの症例に対してそれぞれの立場からコメントを述べて検討します。
 症例検討会の流れは実際の治療経過に沿って,①診断から治療方針の決定まで→②術前化学療法の投与経過→③画像による術前化学療法の効果判定→④手術標本の組織学的効果判定の順に進行します。そして症例の検討後に,術前化学療法に関する補足解説として,深水先生からがん研有明病院の臨床統計,伊藤先生から化学療法をめぐる最近の知見を紹介いただきます。
 では早速,症例検討会を始めます。深水先生,症例の紹介をお願いします。

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