エキスパートの治療法―症例から考える―
幽門狭窄:術前化学療法中の栄養管理
胃がんperspective Vol.10 No.4, 40-42, 2019
年齢・性別:50歳代女性
既往歴・合併症:特記すべきものなし
現病歴:3ヵ月前から食思不振・体重減少あり。経口摂取困難となったため近医受診し,胃癌の診断にて当科紹介受診した。上部消化管内視鏡検査にて胃体部~幽門にかけて4型進行癌を認め,胃―空腸吻合は困難と判断された(図1A,図1B)。生検結果はadenocarcinoma(por+tub1)であった。腹部CT検査では膵浸潤が疑われたが,遠隔転移は認めなかった(図2)
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。