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座談会(Round Table Discussion)

高齢者胃癌に対する標準治療

山口和也朴成和長島文夫掛地吉弘

胃がんperspective Vol.10 No.2, 5-13, 2019

超高齢社会を迎えた日本において,高齢者消化器癌に対する治療の意義が議論の的になっているが,胃癌において高齢者を対象とした第Ⅲ相臨床試験はほとんどなく,ガイドラインに掲載されるようなエビデンスはまだない。併存症が多く身体的,精神的,社会的機能の差が大きい高齢者に対して,非高齢者で確立した標準治療をそのまま適用することは困難である。本座談会では山口和也先生による司会のもと,高齢者に対する標準治療を開発していくために,高齢者分類,高齢者機能評価,臨床試験の考え方や問題点について議論していただいた。

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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