胃癌に対する腹腔鏡下幽門側胃切除術(LADG)は1994年に本邦から初めて報告された術式であり,いまや日本や韓国で広く行われている。安全性や根治性を評価した大規模なランダム化比較試験(RCT)はこれまでになく,現在日本(JCOG0912試験)1),韓国(KLASS-01試験)でそれぞれ早期胃癌に対するLADGと開腹幽門側胃切除術(ODG)を比較したRCTが進行中である。今回KLASS-01試験の副次的評価項目である安全性の解析結果が報告された。
文献紹介
StageⅠ胃癌に対する腹腔鏡下・開腹幽門側胃切除術の安全性を比較した第Ⅲ相試験―KLASS-01試験の短期成績―
Kim W, et al. Ann Surg. 2016; 263: 28-35.
掲載誌
胃がんperspective
Vol.9 No.3 48-49,
2017
著者名
幕内梨恵
/
寺島雅典
記事体裁
抄録
疾患領域
消化器
/
癌
診療科目
消化器内科
/
腫瘍内科
/
消化器外科
媒体
胃がんperspective
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