食道癌・食道胃接合部癌・胃癌(以下,胃癌)に対する分子標的治療薬の開発は,大きな成果を挙げられているとはいえないのが現状である。胃癌において,MET 増幅は約5%,METタンパク陽性は約50%存在し,MET 増幅は胃癌に対する分子標的治療における有用性が期待される。本論文では,METキナーゼ阻害薬で治療されたMET 増幅胃癌の生検検体の分子学的な解析により,de novo における耐性について検討した。