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State of the art(胃がんperspective)

腹腔鏡下脾門部リンパ節郭清手技

森山大樹永井英司大内田研宙中村雅史

胃がんperspective Vol.8 No.4, 24-31, 2016

胃上部の進行癌に対しては,これまで胃全摘術と脾摘術が標準的な術式として行われてきた。しかし,最近の大規模臨床試験で,脾摘群は脾温存群と比べて予後を改善しなかったため,大彎浸潤例を除く胃上部の進行癌に対する予防的脾摘は避けるべきであると報告された。したがって,今後は脾温存脾門部リンパ節郭清の頻度が増えてくると思われる。本稿では,当科で行っている腹腔鏡下脾温存脾門部リンパ節郭清の手技について述べる。術中・術後の合併症を抑制するためには,3D画像などによる詳細な術前診断と,術中の注意深い観察による血管走行の把握が重要である。
「Key words」胃癌,腹腔鏡下胃全摘術,脾温存,脾門部リンパ節郭清,3D画像シミュレーション

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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