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特集 次期改訂に向けて~大腸癌取扱い規約の改訂に望むこと

現規約の問題点―病理医の立場から―

Pathological issues on JSCCR guidelines 2010 for the treatment of colorectal cancer

伴慎一佐藤英章市川一仁大倉康男藤盛孝博固武健二郎

大腸癌FRONTIER Vol.5 No.3, 17-18, 2012

病理医の立場から現規約の問題点を記述するのが本項の役目であるが, 総論的には記載方法の具体例の表記例が必要であると思う. また, 臨床所見, 術中所見, 病理所見の区分が不明瞭な点をわかりやすくし, 進行度分類は国際分類との比較あるいは整合性がいる. いずれにしても, 大腸癌の病理形態学的取扱いに関する記載は, 大腸癌取扱い規約の少なからぬ部分を占めている. 生検・切除検体の病理学的検索を行う病理医の立場から, 現行の大腸癌取扱い規約第7版補訂版の記載に関して各論的な問題点と思われる事項について列挙してみたいが, 原稿枚数の制限もあり, 文言が箇条書きになることをご了解願いたい. 「1)切除検体の検索方法」いずれの検索項目も, その評価精度は, 肉眼所見のとり方や割の入れ方などの検索精度に大きく依存する. したがって, 規約がどのような検索方法を標準的としているのかという点が重要であるが, 現行の記載は必ずしもわかりやすいとはいえない.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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