【特集 大腸癌における微量癌細胞の意義】
              
 消化器癌血清 Circulating Tumor Cells(CTC値)測定の臨床的意義
                  掲載誌
                
 
                  大腸癌FRONTIER
                  Vol.5 No.1 32-35,
                  
                    2012
                  
 
                    著者名
                  
  
                          落合大樹
                        / 
                          長谷川博俊
                        / 
                          竹内 裕也
                        / 
                          石井良幸
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                          遠藤高志
                        / 
                          平岩訓彦
                        / 
                          田中求
                        / 
                          北川 雄光
                        
 
                    記事体裁
                  
  
                          抄録
                        
 
                    疾患領域
                  
  
                          その他
                        
                    診療科目
                  
  
                          その他
                        
 
                    媒体
                  
 
                      大腸癌FRONTIER
                    
 「Summary」消化器癌の診断と治療には, その補助的な役割を担う血中腫瘍マーカーの存在が大切である. 腫瘍の存在診断だけでなく, 腫瘍の病期, 病状がどのような経過をたどり, 治療に反応するのかしないのか, 生物学的な情報を知りうる腫瘍マーカーはがんの治療をする上で不可欠と考えられる. 血液中を遊離しているがん細胞(CTC)は以前から知られていたが, その検出技術, 再現性の問題もあり臨床応用にまでは至っていなかった. Veridex社によりCellSearchシステムが開発され, 末梢血7.5mLで1個のCTCまでも再現性よく測定することが可能になった. 本稿では, そのシステム, 測定方法, 本邦での報告例などについて簡単に概説する. 「はじめに」消化器癌患者, 特に転移を有する進行した病期の患者の一部に末梢血循環がん細胞(Circulating Tumor Cell;CTC)が検出されることは以前から知られていた.
          ※記事の内容は雑誌掲載時のものです。