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長時間ビデオ脳波モニタリングにより発作時心停止が記録された1例

Epilepsy Vol.12 No.2, 28-31, 2018

年齢,性別,その他:29歳,女性,右利き.

家族歴,既往歴,発達歴:特記事項なし.

現病歴:17歳頃から通学時に「どこに行けば良いかわからなくなる」などの発作的な見当識障害が出現.徐々に頻度が増加して月単位となった.
20歳頃にはさらに頻度が増加して週単位となっていた.また,30秒程度の「時間が途切れる感じ」,動作停止,発語できなくなる,失禁などの症状も出現した.しかし,「病気とは思いたくない」との気持ちがあり医療機関は受診しなかった.
22歳時に自動車を運転中に前兆なく意識消失し,自損事故を起こした.近医の神経内科受診.脳波で左前頭部優位にてんかん性放電が認められ,バルプロ酸ナトリウムが開始された.しかし,明らかな改善は認めなかった.
その後,複数の医療機関を受診し,カルバマゼピン,フェニトイン,レベチラセタム,ラモトリギン,トピラマート,アセタゾラミドなどが処方されたが発作は抑制されなかった.
27歳頃からは発作時にしばしば転倒するようになり,29歳時に当院に紹介され,精査加療のため入院となった.

身体所見:明らかな神経学的異常所見なし.外表奇形なし.

検査所見:血液検査,12誘導心電図,胸部単純X線写真では明らかな異常所見を認めず.頭部MRIは左扁桃体が右に比して腫大し,FLAIRで高信号を示した.また,FDG-PETでは左扁桃体の低代謝を認めた.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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症例 抄録