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てんかん余話

①佐野圭司

間中信也

Epilepsy Vol.11 No.1, 54-55, 2017

佐野圭司(1920年6月30日~2011年1月6日)は,静岡県富士宮市の出身で,1945年に東京大学を卒業後,第一外科に入局した1).1962年(昭和37年)に脳神経外科学講座初代教授に任ぜられ,1981年に退官した後は,1988年まで帝京大学脳神経外科主任教授を務めた.日本の脳神経外科創設と発展に佐野の果たした功績は計り知れないものがある.
佐野は皆から一目置かれる優秀な頭脳の持ち主で,その抜群の記憶力は万人が驚嘆した.研究分野もてんかんのみならず多方面にわたる.自身がエポックと認める研究は1945~62年にかけてなされており,この間にてんかん,脈なし病,経皮的椎骨動脈撮影法の業績を挙げた2).本邦の脳波計第一号機を駆使して臨床脳波学の礎石をつくったことも忘れてはならない.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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