視覚と眼科学研究協会会議(ARVO)
Asia-ARVO 2015「Effect of a warm compress with menthol on the tear film conditions」Arita R, Morishige N, Sakamoto I, et al
2015年2月16日(月)~19日(木) 神奈川県/横浜市
掲載誌
Frontiers in Dry Eye
Vol.10 No.2 27,
2015
著者名
岡島行伸
記事体裁
抄録
疾患領域
眼疾患
診療科目
眼科
媒体
Frontiers in Dry Eye
この演題はメントール入りアイマスクの涙液フィルム効果についての研究発表である。メントールとはハッカ臭のする,スーッとする有機化合物である。メントールを皮膚に接触させるとひやりとした感覚が得られ,またここ最近の研究では,その感覚は実際に温度が低下するために得られるものではなく,冷感を引き起こすTRPM8と呼ばれる受容体活性化チャネルをメントールが刺激するためと考えられている。健常眼にこの原理を利用した研究で,メントール入りアイマスクとメントールなしアイマスクを1日1回10分間(single warming study),1日2回10分間ごとに2週間(Repeated warming study)の両群を,後記の項目について検討しました。①DEQS[Dry eye-related Quality-of-life Score(DEQS 10点以下)],②ストリップメニスコメトリー(SM),③角膜表面温度,上下眼瞼結膜温度(TG-1000,株式会社トーメーコーポレーション),④tear film break up time(BUT),⑤meibum granding,⑥non-invasive meibography(株式会社トプコン)。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。