ドライアイ診療アンケート
第七報 治療に関する基本編:第二弾
Frontiers in Dry Eye Vol.7 No.1, 8-16, 2012
「はじめに」 「ドライアイ診療アンケート」は, 日常診療におけるドライアイの検査・診断・治療にフォーカスをあてた調査であり, これまでに6回にわたり, その結果を報告させていただいている. 今回が7回目となるが, 得られた回答数は延べ5,000を超えた. これも偏に先生方のご協力の賜物と感謝申し上げる次第である. 15年ぶりの新しいドライアイ治療薬「3%ジクアホソルナトリウム点眼液」が2010年12月に登場してから約1年が経過した. 先生方の診療や治療の選択に良い意味での大きな影響があるのではないかと思われる. 今回の調査では, 「治療に関する基本編:第2弾」と題し, 日常よくみるドライアイのサブタイプについて4つの典型的な症例をシェーマで提示させていただいた. それぞれにリスクファクターの異なるこれらのサブタイプに対し, 先生方が日常診療でどのような治療を選択されておられるか, および「3%ジクアホソルナトリウム点眼液」登場後の治療方針の変化を知る目的で, 本誌読者を対象にアンケートにご協力いただき, その結果を検討させていただいた.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。